Image copyright Reuters Image caption トルドー首相と妻ソフィー夫人はしばらく自主隔離するという

カナダのジャスティン・トルドー首相の妻、ソフィー・グレゴワー・トルドー夫人が新型コロナウイルスの検査で陽性と判明した。首相官邸が12日、声明を発表した。

声明はソフィー夫人について、「しばらく隔離される。気分はよく、推奨された全てのことを実行しており、症状はおだやかだ」と説明した。

首相夫妻は現在、自主隔離状態にある。

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官邸によると、トルドー首相は健康で症状は出ていない。それでも14日間は隔離を続けるという。

首相が新型ウイルスの検査を受ける予定は、今のところないとしている。

官邸は、「首相は任務を全うし続ける。明日(13日)カナダ国民に向けて演説する」と発表した。

カナダでは現在、新型ウイルスの感染者は103人前後で、死者は1人となっている。

会合を延期

ソフィー夫人はロンドンから帰国後の11日夜遅くになって、微熱など軽いインフルエンザに似た症状が出た。

検査の結果、COVID-19を患っていることが判明すると、ソフィーさんは、「新型ウイルスの不快な症状に見舞われているが、すぐに回復する」、「この状況を私たちみんなで乗り越えよう。事実を共有し、健康について真剣に考えよう」と呼びかけた。

ソフィーさんが最近会った人には、保健当局が連絡を取る。一方、トルドー首相が会った人は、リスクがないとされている。

世界的にもこのところ、感染者と接触した可能性があるとする政治家たちが自主隔離に入っている。アメリカでは共和党のベテラン議員5人が、カナダでも閣僚1人が、そうした行動を取っている。

トルドー首相は今後2日間、オタワで各州首相や先住民族の指導者たちとの会合を予定していたが、すべて延期された。

官邸は12日朝、首相は州首相らと電話で会談し、新型ウイルス対策について協議すると述べた。

対策基金を設立

カナダ政府は11日、新型ウイルスのパンデミック(世界的流行)対策を目的に、10億カナダドル(約760億円)の基金を設立した。

新型ウイルスによる国内への影響に対応するとともに、ワクチン開発などの研究を促進する。

トルドー首相は、状況に応じてさらなる手立てを講じるとし、その準備はできていると述べた。

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(英語記事 Wife of Canadian PM tests positive for coronavirus)